必ず治る!パニック障害の治し方とは?私の体験談

私は、薬を一切飲まずにパニック障害を克服しました。その体験談で、今まさに辛いパニック症状を持つ人の回復の手助けになればと願っています。

パニック障害克服法|恐るべき薬SSRIの副作用②

 

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パニック障害の治療に使われる、抗うつ薬「SS

RI」。前回は脳の損傷について書きました。

今日は、実際に起こった症例を挙げて副作用につ

いて説明したいと思います。

 

 

 

脳を異常に興奮させる薬

 

 

ロスに住むアンナ(33歳)は、それまで精神に異

常をきたした事は一度もなかった。

 

いつも元気な女性だったが気分が少し落ち込んで

いたので、家庭医を訪れた。

医師は彼女のためにと、SSRIを処方した。

SSRIの服用が始まって1ヶ月が過ぎた頃、彼

女はかつて経験した事のない素晴らしい気分を実

感した。

 

睡眠時間はめっきり減った。エネルギーに満ち溢

れた。体重も減少し、仕事も家事もテキパキこな

した。

 

ある日彼女は、車を現金で購入した。しかし家庭

にはローン支払い中の車が他に2台もあった。

夫は彼女に強く抗議したが、彼女は一蹴。

 

その頃アンナはほとんど眠らなかった。

夫は彼女の過剰な消費行動、頻繁な怒り、気分の

乱高下を心配した。

 

家庭医は彼女を精神異常と信じるようになり、精

神科医を紹介した。この精神科医は、アンナの心

を安定させようと抗不安薬(鎮静剤)を処方し、

同時にSSRIの量も増やしたのである。

 

 

抗うつ薬で暴れまわる】

 

鎮静剤プラス興奮薬SSRI。まるでブレーキと

アクセルを同時に踏んだようなものだ。

アンナの心は混乱の度を高めた。

 

彼女は職場で、彼女の意見に同意しない上司にケ

ンカを売った。もちろん彼女は解雇された。

スーパーに行けば、レジの列に割り込んで暴力沙

汰を起こして警察に逮捕された。

 

逮捕したものの、彼女の態度があまりにおかしい

ので警察は精神病院に送った。

 

夫は中々退院に同意しない病院側に告訴をちらつ

かせることで、ようやく彼女を自宅に引き取る事

ができた。

 

帰宅したアンナと夫はセカンドオピニオンを求め

た。

新しい医師はアンナを、SSRIによって誘発さ

れた典型的な躁状態にあると診断した。

 

抗うつ薬の持つ、この副作用はよく知られている

ので、彼女を診察した医師たちはそれに気づくべ

きだったと説明した。

この医師は、すべての処方薬から彼女を解放した。

 

数ヶ月後、アンナはすっかり元気になり、本来の

自分を取り戻す事ができた。

 

 

 

抗うつ薬は「躁状態」を

引き起こす

 

 

DSM-Ⅳ(診断と統計のためのマニュアル)に

は、すべての抗うつ薬が”躁状態”あるいは”熱狂”

状態を発生させえることを繰り返し述べています。

 

躁状態”とは、脳が極度に興奮した状態”です。

すべてのSSRIが脳を興奮させ、不眠、不安、

動揺、落ち着きのなさを引き起こすのです。

 

信じられないかもしれませんが、一般に処方され

ている抗うつ薬が、アンナが苦しんだような躁状

態や精神異常を引き起こし、人生を台無しにして

しまうのです。

 

SSRIには他にも書くのを躊躇してしまうほど

恐ろしい副作用があるので、また次回書きたいと

思います。